入れ歯だより
2015年2月 8日 日曜日
入れ歯と長く付き合うには?
入れ歯の清掃法
入れ歯に付着したプラーク等の汚れは、入れ歯専用ブラシで機械的に除去するのが基本です。入れ歯の中に侵入した真菌などの細菌の除去には酵素系義歯洗浄剤(入れ歯洗浄剤)が用いられます。
毎日、気持ちよく入れ歯を使用するために
入れ歯の性質を知る
• 入れ歯は、乾燥すると変形し、痛みの原因となります。
• 入れ歯の材質は、落下などの衝撃に弱く、注意が必要です。
入れ歯を清掃する
• 毎日・毎食後・就寝前に入れ歯の清掃をしてください。
• 必ず入れ歯を外してから清掃します。お口の清掃とは別に行います。
• 入れ歯の清掃は、水で注ぎながら"入れ歯専用のブラシ"(使い古しの歯ブラシでも可)で行います(洗面器の中で清掃すると入れ歯を床などに落とすことが少なく安全です)。
• 入れ歯の清掃に歯磨き粉は厳禁です(入れ歯にキズが入り、汚れやすくなります)。
• 入れ歯の中に侵入した細菌はブラッシングだけでは除去できません。週に1~2回は入れ歯洗浄剤を併用すると効果的です(逆に入れ歯洗浄剤だけでも全ての汚れは除去できません)。
就寝時は入れ歯をはずす
• 就寝時の口腔内は特に細菌が繁殖しやすく、入れ歯を装着したまま寝ると、入れ歯が細菌の溜まり場になってしまいます。
• 理由があって就寝時に入れ歯が外せない場合には、入れ歯を必要としない時間帯に外すようにして下さい。
• 歯ぐきも体と同様に1日の疲れが貯まっています。休ませましょう。
入れ歯の保管
• 保管場所を決めてください。
• 入れ歯専用の容器を用意してください。
• 入れ歯を使用しないときは必ず清潔な水の入った専用の容器内に保管してください。
• 容器の水は毎日取り替えてください。
• 就寝の時は、入れ歯と一緒に"入れ歯洗浄剤"を入れておけば一石二鳥です。
定期検査
• 入れ歯は、過酷な条件下で使用されています。専門の歯科医の定期的な検査を受けることが、入れ歯の寿命や口腔内の健康を長く保つ秘訣です。
日常生活で気をつける事
1. 入れ歯の材料のピンクの部分は熱に弱いです。熱湯や強い乾燥で、変形したりしますので、注意です。
2. 歯の部分は、3層構造となっております。コンクリート等の上に落ちますと欠けますので、洗う時は、ボールに水をはった上などで洗いましょう。
3. 時は、お口の筋肉を休めるために、外した方が良い事もあります。
4. 下を違う時に作った入れ歯はやめてください。下のアゴの骨がすごく減って、その後も作りなおす時に苦労します。
投稿者 京極歯科